消費者庁は11日、景品表示法違反であるとして大幸薬品に過去最高となる6億円の課徴金納付命令を出した(消費者庁公式ホームページより)

大幸薬品「クレベリン」に課徴金6億円 空間除菌作用は「根拠なし」

空間に浮遊するウイルスや菌を除去できるなどと表示していた「クレベリン」について、消費者庁は11日、景品表示法に違反(優良誤認)しているとして、販売元の製薬会社「大幸薬品」に6億744万円の課徴金納付命令を出した。置き型やスプレー型など5商品が対象となった。

消費者庁によると、大幸薬品は対象商品についてあたかも「室内空間に浮遊するウイルス・菌を除去」する効果があるように表示していたが、裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めたところ、合理的な根拠が示されなかった。消費者庁はこれまでも再発防止などを命じる措置命令を出していた。

課徴金納付命令を受けて大幸薬品は同社サイトで、「お客様をはじめとする関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを、改めまして深くお詫び申し上げます」「景品表示法に関する考え方につきまして、役員・従業員への周知徹底、広告表示等審査方針の改訂も含めた広告審査体制強化を行い、再発防止に努めております」とコメントした。

▶ 続きを読む
関連記事
最近、日本各地の古書店に大量の注文が入り、多数の書籍が米国へ運ばれている。米国では以前、AI企業が書籍を裁断してスキャンした後、廃棄していた問題が明らかになっており、AIが人類の文化に壊滅的な影響を及ぼす可能性を懸念する声が上がっている。
AI業界が求める法規制の裏には、過去の巨大産業と同様に市場を寡占化し参入障壁を築く思惑が潜む。真の危機はSF的破滅ではなく「人間の知性や教育の崩壊」であり、法規ではなく現場での向き合い方が問われている
ポルノやゲームなどのテクノロジーが手軽な「報酬」を与え、若者が大人の男になるための成長の原動力を奪っている。仮想空間の安楽さから抜け出し、現実の困難や責任に立ち向かう勇気を持つよう呼びかける力強い論考
最先端の農業技術とは、新たな機械ではなく自然の摂理そのものである。最新研究をもとに、土壌の炭素貯蔵と豊かな生態系を回復させ、収益性と地球環境の再生を両立する「再生型農業」の真価を問い直す一編
東京都でテスラ「Model Y」を購入する場合、国と都のEV補助金を活用すれば実質負担額は約360万円台まで下がる可能性がある。為替と補助制度を背景に、中国など主要市場を下回る世界最安級の水準となる可能性がある。テスラは標準条件で最大197万円の支援を案内している