上海の抗議活動で警察に拘束される参加者 (Photo by HECTOR RETAMAL/AFP via Getty Images)

抗議デモ参加者を特定して報復する中国当局 逮捕、監視、脅迫で「恐怖のどん底に」

中国共産党が、昨年来中国各地で抗議の意を示した民衆に対して、じわじわと「報復」を開始した。その方法は、あらゆる手段をつかって抗議活動に参加した個人を特定するとともに、地元警察署に呼び出して取り調べにかけ、脅迫するという陰湿なものである。

今年2月15日、湖北省武漢市や遼寧省大連市で、医薬品補助の削減をふくむ制度改革に抗議するため、多くの民衆が集結してデモを行った。

デモ参加者の多くが退職した高齢者であったことから、ネット上では白紙革命ならぬ「白髪(はくはつ)革命」と呼ばれている。文革を経験した革命世代をふくむ高齢者の強力な抗議を前にして、年若い警官側も、一時はとまどいを見せた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の若者が「市長になる方法を教えてください」と役所へ。ところが職員は誰も答えられず、その後アカウントは封鎖された。消されたのは動画か、それとも質問そのものか
中国少林寺の前住職に懲役24年。流用したとされる資金は約66億円。かつて「政治和尚」「仏教CEO」と呼ばれた男に判決が下った
この頃、中国の高校や大学で学生抗議が相次ぐ。「不自由なら死を選ぶ」と書かれた紙が舞い、「自由」の歌声が夜の校舎に響いた
最悪すぎる」と宣伝されたアイスが爆売れした。中国のセブンイレブンで起きた、まるでコントのような実話である。本来は「最高すぎる!」と書くはずが痛恨の誤字。しかしSNSで拡散されると、「そこまで言うなら食べてみたい」という客が続出。人間の好奇心は、時に宣伝文句すら超えてしまう
米国と欧州連合(EU)が中国に関税を課すなか、中国共産党政権は新たな輸出市場を模索することになる