2月、北朝鮮の平壌で行われた金正日生誕祝賀行事の一幕 (Photo by KIM WON JIN/AFP via Getty Images)

北朝鮮国民の苦難を覆い隠す軍事力誇示

国連の制裁が続き、深刻な経済危機により多くの国民が食糧やその他の必需品不足に苦労している中、北朝鮮の軍事力を誇示するパレードが、平壌の金日成広場で行われた。

2月8日の夜に開催されたパレードでは、核弾頭搭載可能な短距離・長距離ミサイルなどの兵器が登場した。 北朝鮮の金正恩委員長夫妻と軍幹部が、軍創設75周年を記念するこの行事を見学した。

国連安保理の制裁は、北朝鮮の核・ミサイル開発を対象に、武器や軍備の売却禁止、核開発参加者の資産凍結、同国との科学協力の制限などを行っていると、ニューヨークのシンクタンク、外交問題評議会(CFR)が2022年7月末に報告している。

▶ 続きを読む
関連記事
韓国最高裁は、尹錫悦前大統領の逮捕状執行妨害や公文書偽造などをめぐる二審判決を支持し、懲役7年の実刑が確定した
2018年、川崎栄子さんら脱北者5人が北朝鮮政府を相手取り訴訟を起こした。今年1月26日、東京地裁は北朝鮮の不法行為を認め、原告1人につき2200万円の賠償を命じる判決を下した。川崎さんが北朝鮮で体験した地獄のような生活とはどのようなものだったのか
青少年の性転換をテーマにした映画『性別移行』が、韓国の映画祭で開幕作品として上映された。観客からは、教育や医療、家庭への影響を考えるきっかけになったとの声が上がった
G7サミットで、トランプ米大統領が韓国の李在明大統領を「強いリーダー」と評価。中東の戦争解決を引き合いに北朝鮮問題への主導を求めた李氏に対し、トランプ氏が呼応した緊密な米韓首脳外交の舞台裏
トランプ氏の発言に翻弄され、平壌へ駆けつけた習近平。その裏には、北朝鮮の核暴走が招く「日本の核武装」への強い恐怖があった。さらに原潜建造に動く韓国には沈黙せざるを得ない、中国の脆い外交実態を暴く