北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は23日、NATOは中国がロシアに対する兵器供給を検討している兆候を確認したと述べ、中国にこうした行動を取らないよう呼びかけた。写真は1月12日、ブリュッセルで記者会見するストルテンベルグ事務総長(2023年 ロイター/Johanna Geron)

NATO、中国が対ロシア兵器供給検討の兆候を確認=事務総長

[ブリュッセル 23日 ロイター] – 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は23日、NATOは中国がロシアに対する兵器供給を検討している兆候を確認したと述べ、中国にこうした行動を取らないよう呼びかけた。

この問題を巡っては、米国のブリンケン国務長官がこのほど中国に対し、ロシアのウクライナ侵攻に物質的支援を提供すれば中国は代償を払うことになると警告している。

ストルテンベルグ事務総長はロイターのインタビューに対し「中国からロシアに対する殺傷力のある(兵器などの)支援の提供はまだ見られていないが、中国がこうした支援を検討し、計画している可能性がある兆候をNATOは確認している」とし、「このため、米国や他の同盟国は極めて明確に警告している。中国は当然、ロシアによる違法な戦争を支援してはならない」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
ウクライナのゼレンスキー大統領は10月12日、ロシアがハルキウ市の火力発電所を攻撃し、トランプ米大統領が10月11日に発表した「エネルギー停戦」合意に違反したと非難した。ロシアが合意を守るよう、米国に対応を求めた。
グリーンランド議会が、米国、デンマークとの3者安全保障協定を審議。協定は米軍の活動拡大や北極圏の防衛強化、非NATO加盟国の軍事拠点設置制限などを盛り込む
ロシアのペスト研究所で28歳の研究員が原因不明の肺炎で死亡した。ロシア当局はペスト発生を否定したが、周辺国が検疫を強化し、中国・内モンゴルでも警戒が広がっている
対中貿易赤字と中国の過剰生産への警戒を背景に、EUが対抗措置を強めている。独仏も「貿易バズーカ」の導入を共同で要求。協力重視から経済安全保障重視へと転じるEUの対中政策と、経済対立が激化するリスクを読み解く
EUは中国製ハイブリッド車などのEU向け輸出抑制で中国側と合意。対象車の輸出台数を半分以上減らせるとするが、具体策は未公表。対中貿易赤字は1日約1773億円に上り、貿易不均衡の是正が課題となっている