ヴァージン・オービット、英国からの衛星打ち上げ失敗 軌道乗らず
[ニューキー(英イングランド) 9日 ロイター] – 英ヴァージン・グループの創業者リチャード・ブランソン氏が出資する宇宙開発企業ヴァージン・オービットは9日、英イングランド南西部のニューキーで人工衛星の打ち上げを行ったが、軌道に乗らなかった。欧州の国として初めて人工衛星発射を成功させる英国の試みが失敗に終わった格好だ。
ヴァージン・オービットは航空機を用いて空中から人工衛星搭載ロケットを発射する「水平型」と呼ばれる手法で打ち上げを実施。当初ツイッターにロケット「ランチャーワン」が地球周回軌道に到達したと投稿したが、その後この投稿を削除した。「異常が生じたもようで、軌道に到達しなかった。情報を精査している」という。
欧州にとっては昨年12月の小型ロケット「ベガC」に続く打ち上げ失敗で、痛手が深まった形。欧州は新型ロケット「アリアン6」の打ち上げが遅れ、ウクライナ戦争によってロシアの宇宙船ソユーズが利用できなくなるなど、この1年間に宇宙開発の取り組みが次々と後退した。
関連記事
欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は16日、2035年からのガソリン車・ディーゼル車など内燃機関を搭載した新車の販売を原則禁止する計画を事実上緩和する改正案を公表した。
ロシアの中国人向けビザ免除開始後、中産階級旅行者がモスクワで次々トラブル。SIM通信24時間制限、白タク高額、ホテル・航空券爆値上げ、決済不能、地図誤作動。インフラ老朽化でコストパフォーマンス崩壊。SNSで苦情殺到
米ニューヨークを拠点とする神韻芸術団は、2026年の世界巡回ツアーの開幕を間近に控えている。「仁義礼智信」などの価値観を重んじた共産主義以前の中国の古典文化を再現する神韻に、各国の著名人や政治家、芸術家などから絶賛の声が相次ぎ上がっている。
国際社会では、モスクワと北京を同じ文脈で語ることに慣れている。「独裁の枢軸」といった表現でまとめられるが、必ずしも正確とは言えない。このことを理解するうえで、カザフスタンほど適した国はないだろう。正確な位置を即座に示せる人は多くないかもしれないが、同国はユーラシア大陸のほぼ中心に位置し、ロシアとは世界最長となる約7600キロの陸上国境で接している。
英国が国家支援型サイバー攻撃に関与した中国企業2社を制裁。80超の政府機関を標的にした攻撃を抑止する狙い。日本はこの公開非難を支持した