ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は9日、フランス製の装甲車を含む西側諸国の兵器をウクライナに新たに提供することは「ウクライナ国民の苦しみを深める」ことになり、紛争の流れを変えることはないと述べた。代表撮影(2023年 ロイター)

西側の装甲車供給、ウクライナの「苦しみ深める」=クレムリン

[9日 ロイター] – ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は9日、フランス製の装甲車を含む西側諸国の兵器をウクライナに新たに提供することは「ウクライナ国民の苦しみを深める」ことになり、紛争の流れを変えることはないと述べた。

フランスは先週、ウクライナに対し装輪装甲車「AMX─10RC」を供給すると表明。米国も歩兵戦闘車「ブラッドレー」を、ドイツは同「マルダー」を提供すると発表した。

ペスコフ氏は記者団に対し「この供給は何も変えることができない」と指摘。「これらの供給は、ウクライナ国民の痛みに拍車をかけ、苦しみを長引かせるだけだ。特別軍事作戦の目標達成を阻止することはできない」とした。

一方で、ロシアのプーチン大統領とフランスのマクロン大統領が「連絡を取り合っている」とし、「対話は一時的に停止しているものの、以前はあらゆる意見の相違があったにもかかわらず、その連絡は非常に有益で建設的だった」とした。

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