北京で自宅軟禁状態の元人権派弁護士「一刻も早く脱出したい」
「これは(監視機)は、中国では人権が恣意的に蹂躙されている証拠だ」ー。北京の著名な元人権弁護士・余文生氏は自宅ドアに取り付けられた監視機を強引に取り外して廊下に投げ捨てた。8日、ツイッターに投稿した映像で当局に対する抗議の意をあらわにした。
余氏は、第20回共産党大会を機に政権に見切りをつけたという。目下最大の望みは「中国からの脱出」であると失望感を隠さない。
余氏によると、欧州連合(EU)のミシェル大統領の訪中前から始まった事実上の自宅軟禁状態は9日時点も続いている。中国共産党は政治的・外交的に敏感な時期を迎えると異見者を拘束するなどして一層言論を厳しく弾圧する。
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