松野博一官房長官は25日午後の記者会見で、同日午前に中国海警局所属の船舶2隻が尖閣諸島(中国名:釣魚島)周辺の領海に侵入したことを受け、中国海警局の船舶による接続水域内の航行や領海侵入などの活動が相次いでいる状況を「極めて深刻に考えている」と述べた。写真は2021年10月、都内で撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

中国海警局所属の船舶の活動、「極めて深刻」=松野官房長官

[東京 25日 ロイター] – 松野博一官房長官は25日午後の記者会見で、同日午前に中国海警局所属の船舶2隻が尖閣諸島(中国名:釣魚島)周辺の領海に侵入したことを受け、中国海警局の船舶による接続水域内の航行や領海侵入などの活動が相次いでいる状況を「極めて深刻に考えている」と述べた。

尖閣諸島は日本が実効支配し、中国も領有権を主張している。

松野官房長官は、今後について「引き続き緊張感をもって尖閣諸島周辺の警戒監視に万全を尽くすとともに、中国側に対しては冷静かつ毅然と対応していく」と語った。

船舶のうち1隻が砲らしきものを搭載していたことに関連し、中国海警局所属の船舶への対応を巡り、海上保安庁では「常に相手勢力を上回る巡視船で対応するなど、万全の領海警備体制を確保している」と説明。その上で「引き続き大型巡視船の整備など中国海警局所属の船舶の大型化・武装化にもしっかりと対応できるよう、海上保安能力の一層の強化に努めていく」と語った。

関連記事
沖縄県名護市辺野古における普天間飛行場の移設作業が進む中、7月5日、木原稔防衛大臣は杭打ち試験の継続を明言した […]
7月5日、武見敬三厚生労働大臣が開いた記者会見で、最高裁判所が労災保険の給付決定に対する事業主の訴えを退けたことについて言及。政府は、労災保険制度の「メリット制」に関する現行の手続きを見直し、災害防止と保険料の公平な負担を図ると述べた。
【ロンドン】4日に投開票が行われた英国の下院(庶民院)選挙で、労働党は総選挙で少なくとも326議席を獲得し、保守党の14年にわたる政権に終止符を打った。
今年7月4日、英国は欧州連合離脱後の初の全国選挙を迎える。世論調査によると、労働党が保守党に対して大きくリードしており、「改革党」は最大の野党を目指している。英国では下院の650議席が争われる。下院の過半数を獲得した政党は次期政府を組織する資格を持ち、その党首が首相となる。第二党は最大の野党となる。
アメリカ下院はこのほど、全会一致で『法輪功保護法案』を可決した。これを受けて、日本の複数の議員が政府に対し、直ちに追随し、中国の人権を保護し、中国共産党による法輪功弾圧を制止するための関連法案を制定するよう呼びかけた。