中国非公式警察署「海外110」、欧州で調査相次ぐ…異見者らに帰国要求
中国共産党当局が海外に非公式の警察署を設置したとの調査報告に、国際的な波紋が広がる。欧州ではオランダ、スペイン、ポルトガルなどが調査を表明したのに続き、ドイツの警察と内務安全保障担当も調査すると発表した。
中国共産党の海外活動を明らかにしてきた人権NGOセーフガード・ディフェンダーズは9月、「海外110」と題した報告書で、中国の福建省福州市と浙江省麗水市青田県の公安部が21カ国に54もの非公式警察署を設置しているとの調査報告をまとめた。
中国官製メディアはこの海外警察署について、免許書やパスポートの更新、健康診断受診の届出など公的事務を行ったり、越境犯罪に対処したりしていると説明している。
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