中国人権派弁護士、行方不明になって5年 妻「手掛かりがない」
「中国の良心」と呼ばれる人権派弁護士・高智晟氏(55)は2017年8月に自宅軟禁中に失踪したまま、今年8月で5年が経った。米国に亡命し、夫の救出活動を続けている高氏の妻、耿和さんは11日、大紀元中国語版の電話取材に応じた。
中国国内の友人たちが捜索に協力しているが、高氏の消息をつかめていないという。
中国の親族が雇った代理人弁護士は公安局や司法局など関係当局に情報を請求したが、対応してもらえない。
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中国の著名な人権派弁護士である高智晟氏が失踪してから4年が経過した。米国で亡命生活を送っている妻の耿和さんは、13日の声明で、夫は良心を貫く弁護士であり、生死にかかわらず中国共産党(以下、中共)に夫の所在確認を求め続けると述べている。
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