中国企業による米軍基地付近の土地購入計画、ノースダコタ州知事が国に審査要請
米国ノースダコタ州のダグ・バーガム (Doug Burgum)知事は7月25日、対米外国投資委員会(CFIUS)に対し、中国企業による同州米空軍基地付近の土地取得計画について、早期に審査を行うよう要請した。
知事はジャネット・イエレン(Janet Yellen)財務長官やロイド・オースティン(Lloyd Austin)国防長官に宛てた書簡で、同計画がもたらす米軍基地や米国の食糧供給網への影響について懸念を示した。
中国の化学調味料メーカー、阜豊集団(フフォン グループ)は今春、ノースダコタ州グランドフォークス市に370エーカーの土地を購入した。米国初のトウモロコシ製粉工場を建設するとしているが、土地はグランドフォークス空軍基地から車で約20分(約19キロ)の場所に位置している。
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