力の均衡維持へ日本が役割拡大と林外相、防衛力強化を改めて確約
[29日 ロイター] – 訪米中の林芳正外相は29日午後、ワシントンの戦略国際問題研究所(CSIS)で講演し、アジア大洋地域における力の均衡を維持するため、「日本がより大きな役割を果たす」と表明した。5年以内に防衛力を抜本的に強化し、裏付けとなる防衛費を確保することを改めて確約した。
林外相は「地域の戦略バランスは日米に厳しいものになりつつある」と説明。東シナ海や南シナ海で一方的な現状変更の試みが継続しているほか、台湾海峡の平和と安定が重要と指摘した。
その上で林外相は「中国が国際社会のルールにのっとり、地域の安定や開発金融などの国際的課題において大国としての責任を果たすよう、日本として主張すべきは主張していく」と語った。
関連記事
日本とフィリピンの首脳会談を受け共同声明が発表された。両国関係が前例のない水準の信頼と協力を有する「プラチナ時代」に入ったことを高らかに宣言する歴史的な内容となった
28日、高市総理とマルコス比大統領が首脳会談を行い、国交正常化70周年を機に、両国関係を初の「包括的・戦略的パートナーシップ」へ格上げし、安全保障や経済分野での連携強化で一致した
茂木外務大臣はインドを訪問し、日本、米国、オーストラリア、インドの4か国による日米豪印(QUAD)外相会合に出席した。
第11回NPT運用検討会議は成果文書不採択で閉会。茂木外務大臣は遺憾を示しつつ、NPTの重要性を再確認したと評価。日本主導の「軍縮・不拡散教育共同ステートメント」が過去最多116か国の賛同を得た成果も強調した
日・ラオス外相会談が開催。中国共産党の「一帯一路」による過度な債務依存に苦しむラオスに対し、日本は「自律性・強靱性」の強化を支援。高市総理が掲げる「パワー・アジア」を通じ、中共の脅威を防御する