暑い日が続きますね。そんなとき、ケガをしたわけでもないのに足が腫れてむくみ、いつもの靴を履くと何だかキツくなったようで、その痛みに困ったことはありませんか。
外傷以外の原因で足や足首が腫れることは妊娠、薬の副作用、体重過多などいくつか考えられますが、気温が高く暑い日にも起こることがあります。
これは熱浮腫(heat edema)と呼ばれる現象で、外気温の高さのせいで体内の血管が拡張された結果、体液や血液が重力の影響で下肢に降り、その箇所で「梱包」されたようになって上昇できないために起きるものです。
暑さによる短時間の足のむくみであれば、健康上の重大な問題にはならないかもしれません。ただし、足のむくみが長時間にわたる場合は、厄介な病気が隠れている場合もないとは言えないので、医師の診察を受けることをお薦めします。
暑さによる足の腫れは、以下の自然な方法で予防および改善ができます。
まずは、症状が出ている間は、体を直射日光へ晒さないようにしてください。体を涼しくすることが、足のむくみを和らげる最も簡単な方法です。
それでも、暑さのため気分が悪くなったら、足を冷水につけることで体温を下げる効果があります。
次に、涼しい場所で体を横にして、足を高くしてみてください。
足や足首にたまったリンパ液が動いて、上半身のほうへ移動しやすくなります。専門家は、「1日に3〜4回、30分ごとに足を心臓より高く上げると効果がある」とアドバイスしています。
また、お酒を飲むと足が腫れることがあります。飲み過ぎれば当然、両足、顔、手のひら、指の腹まで腫れるように膨らんでしまいます。改善方法は、もちろんお酒を控えることです。
いずれにしても、足のむくみは、その場所に体液が滞留することが原因です。そのため、水分と塩分は必要ですが、いずれも過剰摂取しないように注意してください。
そのほか、体重過多になることを避ける、デスクワークの多い人は運動を適宜とり入れ血行を良くする、などを実行することで、足のむくみを解消することができます。
(翻訳編集・鳥飼聡)
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