スウェーデンのアンデション首相は17日、同国とフィンランドが18日に北大西洋条約機構(NATO)加盟申請書を提出する予定だと述べた。1月撮影(2022年 ロイター/Valentyn Ogirenko)

スウェーデンとフィンランド、18日にNATO加盟を申請

[ストックホルム 17日 ロイター] – スウェーデンのアンデション首相は17日、同国とフィンランドが18日に北大西洋条約機構(NATO)加盟申請書を提出する予定だと述べた。フィンランドのニーニスト大統領との共同記者会見で明らかにした。

同首相は「両国が申請プロセス全体を通じて手を携えて行動することに同意している」とした。

また、トルコとも加盟国として協力し合うことを楽しみにしているとした。

トルコのエルドアン大統領は、両国が「多くのテロ組織の本拠地」になっているとしてNATO加盟を支持しないと表明している。

ニーニスト大統領は、1カ月前にエルドアン大統領と電話会談を実施した際、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟に支持を示していたと指摘。最近になって好意的でなくなったことは「協議を継続しなくてはならないことを示している。楽観的にみている」と述べた。

スウェーデンのアンデション首相とフィンランドのニーニスト大統領は19日に訪米し、バイデン大統領とNATO加盟申請を巡り協議する。

ニーニスト大統領は、米国が早期に批准すれば加盟が円滑化すると指摘。米政府のジャンピエール報道官は「多くの国が両国のNATO加盟を支持している」とし、合意が得られると確信していると述べた。

関連記事
イタリアのウルソ企業相が、EUの2035年以降のエンジン車販売禁止計画について見直しを2025年から来年に前倒しするべきと表明。環境相も「企業や労働者が将来を見通せるようにするため」と強調
EUが7月5日から中国製EVに課した新関税により、7月の登録台数が減少。特にMGモーターとBYDには最大46.3%の関税が可能性があり、Dataforceによると7月の登録は前年比9.7%減。欧州委員会は中国の不十分な対応により高関税を課しており、EUと中国の交渉の結果次第で11月に関税が恒久化する可能性がある。
イタリアが開発したレアアースを使用しない新型EVモーター「Spinrel」は、EU市場で中国依存を減らし、環境影響も削減する可能性を持つ。この技術はEUの重要原材料法により、原材料の自立性強化とリサイクルの推進が期待される。
パヴェル・ドゥロフ氏は、ソーシャルメディア「テレグラム」の創業者であり、複数の国籍を持つ。彼はフランスで拘留され、マネーロンダリングや過激派活動などの容疑で捜査を受けている。ドゥロフ氏は、約155億ドルの資産を持ち、フランス、ロシア、UAE、セントキッツ・ネイビスの国籍がある。
8月26日、フランスのマクロン大統領は、TelegramのCEOであるパベル・デュロフ氏の逮捕に政治的な動機は […]