写真は2020年8月4日の東京都内の様子。真夏でもほとんどの通行人がマスクを着用している(Yuichi Yamazaki/Getty Images)

官房長官、マスク着用は「十分に距離が取れる屋外では必ずしも必要ではない」

松野博一官房長官は11日の記者会見で、屋外でのマスク着用について「十分に距離が取れる屋外では必ずしも必要ではない」との認識を示した。東京都医師会の尾崎治夫会長が10日、換気の良い場所ではマスクの着用は必ずしも必要ではなく、着用義務を見直しても良いのではないかと述べたことに関する記者質問に答えた。

松野氏は、近距離で会話するような感染リスクの高い行動を避けることが重要であると専門家の見解を紹介。そのうえで、「屋外でも人との距離が十分に取れず会話をする際はマスクを正しく着用する必要があると考えている」とした。いっぽう、「距離が十分であれば屋外でマスクの着用は必ずしも必要ではない」とも付け加えた。

特に、気温・湿度が高い時は熱中症リスクが高まることから、屋外で人との距離が十分取れる場合には「マスクを外すことを推奨する」とした。マスク着用等の基本的感染症対策について、感染状況等も踏まえ専門家の科学的な意見を参考に検討していくとした。

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