岸信夫防衛相は4日、オースティン米国防長官と会談した(防衛省提供)

日米防衛相会談、中朝露の脅威を議論 同盟の抑止力強化に向けた取組加速へ

岸信夫防衛相は現地時間4日、オースティン米国防長官とワシントンの国防総省で1年ぶりに対面式の会談を行った。中国、ロシア及び北朝鮮が国際社会の平和と安定を脅かすなか、岸氏は「時間を無駄にできない」と述べ、同盟の抑止力・対処力の強化に向けた取組を加速する重要性を強調した。米国側は核兵器を含む抑止力を提供することを確認した。

冒頭、岸氏は、ロシアのウクライナ侵略によって「世界が劇的に変化した」と述べた。インド太平洋地域と欧州の安全保障は区別して考えることができないとの観点から、欧州の安全保障へのコミットメントを強化していく考えを示した。

オースティン氏は日本のリーダーシップに謝意を表し、ロシアによるウクライナ侵攻は「世界中の自由な人々に対する挑戦だ」と述べた。日米同盟は「インド太平洋地域の平和と繁栄の礎である」と強調し、両国は「深い友情と信頼、共通の利益と価値観」で結ばれていると語った。

▶ 続きを読む
関連記事
14日に挙行された防衛大学校卒業式における高市総理の訓示。戦後最も厳しい安全保障環境の中、「守り抜く覚悟」を胸に最前線へ巣立つ若き幹部自衛官へのメッセージ
15日、小泉防衛大臣とヘグセス米戦争長官が電話会談を実施。ホルムズ海峡を含む中東情勢や、日米同盟の抑止力強化、在日米軍の態勢維持について意見交換し、緊密な連携を確認した
最新の軌道解析データによると、中国共産党(中共)軍が偵察目的で運用している「遥感(ヤオガン)」シリーズなどの衛星群が、日本上空を約10分に1回という極めて高い頻度で通過していることが判明した。
日本が熊本県に国産の長距離ミサイルを配備したことを受け、地域の安全保障環境に大きな関心が集まっている。中国共産 […]
米国の次世代ミサイル防衛構想「ゴールデン・ドーム」に日本が参加へ。高市首相とトランプ大統領の首脳会談で表明予定。極超音速兵器(HGV)への対処や宇宙・防衛協力の深化など、日米同盟の新局面を解説