防衛省、「グローバル戦略情報官」を新設 宣伝工作などに対応
意図的に発信されるフェイクニュースや外国政府による宣伝工作に対処するため、防衛省は1日、情報分析などを行う「グローバル戦略情報官」を新設した。防衛上の重要技術の流出を防止する取り組みも始まった。
岸信夫防衛相は記者会見で、フェイクニュースの発信や宣伝工作など「伝統的な安全保障領域にとどまらない動き」があると指摘。政治・経済・軍事・技術などの側面から横断的に情報収集と分析を行うポストとして「グローバル戦略情報官」を防衛政策局調査課に新設すると述べた。
ロシアのウクライナ侵攻ではサイバー攻撃とともに各種宣伝工作を組み合わせる「ハイブリッド戦」が展開された。防衛省はハイブリッド戦について警鐘を鳴らすツイートを複数回行うなど、情報の周知に努めている。
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