北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長(写真左)は31日、ロシアがウクライナの首都キーウ(キエフ)周辺の軍事作戦を縮小すると発表したことについて、ロシアはウクライナにいる軍部隊を再配置していると述べた。25日撮影(2022年 ロイター/NTB/Annika Byrde via REUTERS)

ロシア軍、ウクライナで再配置 撤退ではない=NATO事務総長

[ブリュッセル 31日 ロイター] – 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は31日、ロシアがウクライナの首都キーウ(キエフ)周辺の軍事作戦を縮小すると発表したことについて、ロシアはウクライナにいる軍部隊を撤退させているのではなく、再配置していると述べた。

また、ロシアの軍事目標はウクライナ侵攻開始から変更されていないため、イスタンブールでの和平交渉においてロシアが誠実に交渉しているとはまだ確信していないと語った。

ブリュッセルで記者団に対し「われわれの情報によれば、ロシアの部隊は撤退しているのではなく再配置している。ロシアはドンバス地方での攻撃を巡り再編成し、補給し、増強しようとしている」と指摘。「同時にロシアはキーウや他の都市への圧力を維持している。そのため、一段の攻撃が予想され、さらなる苦しみをもたらすだろう」とした。

▶ 続きを読む
関連記事
英情報機関GCHQは、ロシアのウクライナ侵攻以降の戦死者数が50万人に迫ると分析。前線では後退の兆候も見られ、損耗が補充を上回る可能性を指摘
ウクライナ戦争で無人機が戦局を一変。低コストで高精度の攻撃・迎撃を可能にし、秘密工場での大量生産が加速。戦争は「情報技術戦」へと進化している
ロシアとウクライナは、5月9日から11日までの間にそれぞれ1千人の捕虜を解放し、停戦を遵守することに合意した
防衛研究所の報告書に基づき、ウクライナ侵攻の裏で進行する中露のドローン生産ネットワークの深層を解説。中国による部品供給や制裁回避の複雑な仕組み、そしてそれがもたらす深刻な安全保障上の脅威に迫る
ウクライナの無人機がロシアの石油港を襲撃し、輸出インフラに深刻な打撃を与えた。一方、ロシア軍の進軍は通信ツールの制限により鈍化