玄奘三蔵法師像。(shingo / PIXTA)

 「普く衆生を済度する」 玄奘三蔵の生涯(上)

唐の僧侶である唐三蔵が日本では三蔵法師として知られています。三蔵法師は陳瑋(チン・イ)という俗名を持ち、現在の河南省偃師県の南部で生まれました。彼の生まれた年は隋文帝の西暦600年または602年、あるいは西暦596年とされ、王朝が唐になってからの664年に亡くなりました。彼が出家してからの戒名は玄奘であるため、現在でも玄奘三蔵と呼ばれています。

玄奘の父は儒教と経術の研究に専念していました。玄奘には全部で4人の兄弟がいました。二番目の兄は、幼いころから出家し、法名を長捷といい、洛陽の浄土寺に住んでいました。玄奘は四番目で、子供の頃から知性に恵まれ、並外れた外見を持ち、8歳の時には、父の薫陶を受け、熱心に勉強しました。

ある日、父親から「曾子避席」の話を聞いたとき、玄奘は突然立ち上がりました。

父親が理由を尋ねると、「曾子は師匠が教えてくれると聞いて、立ち上がった。今、父親が息子に経を解いている時、息子はのんびり座ってくつろぐことができますか」

▶ 続きを読む
関連記事
心臓検査は正常でも、息切れや動悸が続くことがあります。解剖学、化学、エネルギー、魂の4つの視点から、検査に映らない心臓のサインを探ります
毎年8月に日本中を覆う大渋滞。人々が目指すのは観光地ではなく故郷の仏壇です。混雑を越えて先祖に会いに行く「お盆」の帰省を通して、日本人の誠実さや静かな秩序の根底にある「孝」と命のつながりを紐解きます
身近なお茶として親しまれるルイボスティーに、脳の健康を守る可能性があることをご存じですか?炎症や酸化ストレスとの関係から、科学的にどこまで分かっているのか、赤と緑の違い、効果を引き出す淹れ方まで詳しく紹介します。
運動は「何をするか」だけでなく、「いつするか」でも効果が変わるかもしれません。朝型・夜型などの体内時計に合わせた運動時間とは?パフォーマンスや睡眠、継続しやすさにも関わる、自分に合った運動のタイミングを探ります。
古代エジプト人も知っていた「食べ物と視力」の関係。目を内側から養う食品と、毎日の食事でできる視力ケアを紹介します