ウクライナ侵攻、インド太平洋の安全保障を変える=専門家
ロシアによるウクライナ侵攻から19日が経とうとしている。民間人にも多大な犠牲が広がるロシア軍の攻勢に、米国をはじめ北大西洋条約機構(NATO)はウクライナに対して分析情報や兵器供与といった支援をしている。2月にインド太平洋戦略を発表した米国だが、ロシアの動きにより欧州の安全保障政策にも対処せざるを得なくなっている。外交・安全保障分野の専門家は、中国共産党を対象とした米国の地域政策について分析を示した。
東京大学国際政治学の松田康博教授は10日、米保守系シンクタンクのハドソン研究所のウェビナーで講演し「プーチン大統領のウクライナ戦争は9・11相当だ」と述べ、各国の安全保障政策に大きな変化を引き起こすと論じた。
中国および台湾を専門とする松田氏によると、中国の習近平国家主席はプーチン氏と西側諸国に対する観点を一致させている。両氏は西側が衰退すれば中露は勃興しるうと考えているという。
関連記事
現代のドローン脅威に対し、高額なミサイルで応戦する「コストの非対称性」を指摘。解決策として、安価な新型無人機や、イタリアの技術による低コストで高性能な「ハイテク火砲」の再評価と導入を提言する解説記事
イランがホルムズ海峡の「厳格な軍事監視」再開を宣言。米国の海上封鎖への対抗措置として、通航タンカーへの発砲も報告された。トランプ米大統領による停戦延長の不透明感も相まって、緊迫した情勢が続いている
トランプ氏は、「米国は、我が国の偉大なB-2爆撃機によって生成されたすべての核の『塵』を受け取る。いかなる形でも、金銭の授受は行われない」と述べた
近年、米軍は中共を戦略目標に据え、自らの実力を強化しつつある。15日、米軍の高級将官が議会公聴会で、米国の敵対国の中で最も注目すべきは中共だと明確に指摘している。
ダン・ケイン米統合参謀本部議長はイランへの支援を試みるいかなる船舶も追跡すると表明。イラン産石油を輸送する「影の船団」も対象に含まれ、封鎖に従わない場合は武力を行使すると述べた。