3月7日、ロシア軍はウクライナの首都キエフなど複数の都市でモスクワ時間7日午前10時(日本時間午後4時)に攻撃を停止し、市民避難のために「人道回廊」を設置する。写真は街を脱出する人々。キエフに近いイルピンで6日撮影(2022年 ロイター/Carlos Barria)

ウクライナ「人道回廊」、7日に首都などで開設 攻撃停止へ

[7日 ロイター] – ロシア軍はウクライナの首都キエフなど複数の都市でモスクワ時間7日午前10時(日本時間午後4時)に攻撃を停止し、市民避難のために「人道回廊」を設置する。ロシア国防省が発表した。

ハリコフ、マリウポリ、スムイも含まれるという。フランスのマクロン大統領の要請や、これらの都市の現状を踏まえて設置するとした。

ロシア通信(RIA)が報じた地図によると、キエフからの回廊はベラルーシにつながり、ハリコフの市民が退避する回廊はロシアにのみつながる。マリウポリとスムイからの回廊はロシアだけでなく、ウクライナの他の都市にもつながっている。

国防省は、キエフの市民は航空機でロシアに退避することも可能とした。ドローンで市民の退避を監視するとした。

過去2日間に、マリウポリと近隣のボルノバハで人道回廊を開設し、民間人を退避させる計画は失敗に終わっており、親ロシア派とウクライナは互いに攻撃を停止しなかったと非難した。

ウクライナ当局はマリウポリだけで人口の半分に相当する20万人強の市民退避を計画していると明らかにしている。

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