共産党の偽情報に怒り 中国人ネットユーザーが「大翻訳運動」展開 ウクライナ戦争めぐり
ロシアによるウクライナ侵攻後、中国の官製メディアやネット上ではロシアを支持する記事が多く掲載されている。これに不満を持つ一部の中国人ネットユーザーは、偽情報や欧米各国へのヘイトスピーチを翻訳し、海外SNS上で暴く「大翻訳運動」を展開している。
大翻訳運動に参加する中国人ユーザーは、微博(ウェイボー)やTikTok(ティックトック)など中国SNSにある親ロシアの書き込みを中国語から英語に翻訳し、ツイッターに投稿した。この運動は2月に米国のSNS・レディットにある中国語コミュニティーで発生したのが最初と言われている。
7日にツイッター上で公式アカウント「The Great Translation Movement(@TGTM_Official)」を開設して以来、毎日複数の記事を投稿している。翻訳言語も英語から韓国語、日本語などに拡大した。わずか2週間でフォロワーは1万5千人に達した。
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