台湾、兵力確保で軍事訓練義務の延長を検討 4カ月から1年へ
中国の台湾侵攻への懸念が高まるなか、台湾の邱国正・国防相は23日、国軍の徴兵制度復活を検討していると明らかにした。中国による武力侵攻を念頭に、国軍は兵力を確保する狙いがあるとみられる。
米ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、23日の立法院(国会に相当)外交および国防委員会で、無党派の林昶佐・立法委員(議員)は邱国防相に対し、文官を除けば台湾国軍の実際の兵力は18万人規模であることを挙げ、兵士を増やす計画があるかと質問した。
邱氏は、国防部は専門家チームを立ち上げて、現行の4カ月間の軍事訓練義務の延長について検討を進めていると述べた。延長計画を年内に提出するとした。
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