パリ北部のロワシー空港で警備対策を視察する当時の仏ブルーノ・ルルー内相は警備ゲートをくぐる/ AFP / CHRISTOPHE ARCHAMBAULT (Photo credit should read CHRISTOPHE ARCHAMBAULT/AFP via Getty Images)

中国製の空港保安検査設備 欧州各国が導入 安全保障上の懸念も

国家安全保障上の懸念から米国政府に締め出されている中国国有企業、同方威視(Nuctech、ニュークテック)社は欧州諸国で市場を拡大している。EU全27カ国のうち26カ国が同社製の保安検査設備を導入した。AP通信が報じた。

米政府は同社の複雑な株主構成とグローバルな展開を問題視し、中国軍や共産党指導部と不透明な関係を保っていると判断した。

胡錦濤・前国家主席の長男は長年にわたってニュークテック社の経営に携わってきた。AP通信によると、同社は中国政府のバックアップを受けており、 米国防総省が中国軍事企業と認定した「中国核工業集団」は、同社の筆頭株主である同方公司(持株比率71%)の筆頭株主である。

▶ 続きを読む
関連記事
欧州連合は9月13日に中国製EVの不当な補助金について調査を開始した。のEUは、中共の不公平な競争に対して、米国と同様に、中国製品に関税を課すようになっていると述べた。
欧州委員会のティエリー・ブルトン委員がツイッター本社を訪れ、8月に施行される欧州連合(EU)の検閲推進法案「デジタルサービス法(DSA)」への対応の進捗状況を確認した。
米誌「ニューズウィーク」最新号によると、中国国営企業は欧州連合(EU)の14の港を含めて、世界各地で約100の […]
欧州連合(EU)の外交を所管する対外行動庁(EEAS)は4日、ウクライナ問題で中立的な立場を強調する中国政府は […]
[ブリュッセル 28日 ロイター] – 欧州連合(EU)欧州委員会は28日、財政枠組みに関する意見 […]