ロシア産ガスの欧州向けパイプライン、「逆流」が23日連続に

[モスクワ 12日 ロイター] – ドイツのパイプライン管理会社ガスケードのデータによると、ロシア産天然ガスを欧州に輸送するパイプライン「ヤマル・ヨーロッパ」の流れが12日も東向きに「逆流」している。逆流は23日連続。

同パイプラインは12月21日以降ドイツからポーランドに向けて流れており、欧州のガス価格を上昇させる圧力となっている。このパイプラインはロシアの欧州・トルコ向け通常年間ガス輸出の約6分の1を占める。

ドイツとポーランドの国境沿いのムルナウにある計測地点のデータによると、東向きの流量は870万キロワット時と、今週初めの700万キロワット時から拡大。12月に期近のハブ価格が最高値となった後、ガスの買い手が貯蔵分への依存度を高めていることを示している。

ガスの流れがいつドイツ方面へ転換するかは不明だが、ロシアのガスプロム関係者は月内のどこかの時点と予想した。

関連記事
オーストラリアの上院は現在、海外でのオーストラリア市民の不当拘束事件について調査を行っている。9月26日、元英 […]
2024年の米副大統領候補討論会では、バンス氏とウォルツ氏が対中政策を巡って鋭く対立した。バンス氏は中国共産党の経済的脅威に対抗する強硬派であり、米労働者を守ると誓う一方でウォルツ氏は中国との協力関係を重視し、穏健な立場を取る。両候補の政策が米国の将来に大きな影響を及ぼす可能性がある
10月1日、北大西洋公約機構(NATO)は新しい事務総長を正式に迎え入れ、オランダの前首相マーク・ルッテ(Mark Rutte)氏がブリュッセルのNATO本部で就任式を行った。
ファーウェイが世界初の「三つ折りスマホ」 が先月下旬に発売し注目浴びるも、開始直後からトラブルが相次いでいる。サムスンのパクリ疑惑や購入後1か月で液漏れなど…
イスラエル、レバノン侵攻の深層 イスラエルがレバノン南部に侵攻し、ヒズボラ壊滅を目指す中、イランの弾道ミサイル攻撃がイスラエルに向けて発射された。長期計画に基づき、ヒズボラの指導層は事前に排除され、激しい戦闘が展開されている。