探査機パーカー・ソーラー・プローブが太陽の大気圏に入るイメージ図。(NASA)

米探査機が初めて太陽の大気圏に入り、驚きの映像を送信した

米航空宇宙局 (NASA)の太陽探査機パーカー・ソーラー・プローブ(Parker Solar Probe)は、毎回太陽を通過するたびに、太陽に接近します。最近、10回目となる通過で初めて太陽の大気圏に突入しました。

今回、パーカー探査機が太陽に最接近したとき、太陽との距離はわずか530万マイルでした。この距離は地球と太陽の距離の約5%です。太陽の半径は約43万マイルしかなく、比較すると太陽の大気圏の厚さがものすごく大きいことがわかります。

太陽とこんなに近い距離で接触するのは、NASAの探査機の断熱板にとって試練です。NASAが設計した、厚さ4.5インチの断熱板は、1371度の熱からカメラなどを保護できます。

▶ 続きを読む
関連記事
抗生物質だけでなく、身近な薬も腸内細菌に影響する可能性がある――。中医学では胃腸を「土」にたとえ、体を育てる基盤と考えてきました。腸の乱れを別の角度から見直すヒントです。
むずむず脚症候群はパーキンソン病リスクと関連する一方、治療薬が発症を抑える可能性も示されました。最新研究が明かす両疾患の意外な関係と、正確な診断の重要性を解説します。
冬になると腰や膝が冷え、関節が動かしにくくなる――。中医学では、こうした不調は体の内側の冷えと関係すると考えられています。かぼちゃと小豆の「いとこ煮」は、巡りを整える養生食として親しまれてきました。
透析患者の命を脅かす心筋梗塞リスクを、魚油が大きく下げる可能性が示されました。大規模臨床試験が明らかにしたオメガ3の効果と注意点を解説する注目の研究報告です。
抜け毛や白髪は年齢だけの問題ではないかもしれません。中医学では、髪の状態は「腎のエネルギー」と深く関係すると考えられています。下半身の簡単なストレッチが、髪の健康を支えるヒントになる可能性も。