中国、新疆トップを交代 広東省長の馬氏
[北京 26日 ロイター] – 中国は新疆ウイグル自治区トップの陳全国・共産党委員会書記を広東省の馬興瑞省長に交代させる人事を決定した。新華社通信が25日に報じた。
2016年から新疆トップを務めた陳氏は共産党政治局員で、治安維持を目的としたウイグル族やその他のイスラム教少数派に対する抑圧的政策の責任者だと考えられている。米国は昨年、同氏を制裁対象に指定した。
国連の専門家や人権活動家によると、新疆ではウイグル族など推計100万人以上がこれまでに収容施設で拘束された。中国は人権侵害を否定している。
バイデン米大統領は23日、強制労働を巡る懸念を理由に新疆ウイグル自治区からの輸入を原則禁じる「ウイグル強制労働防止法案」に署名した。中国は強く反発した。
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