上海市浦東新区陸家嘴金融貿易区=2016年11月11日 イメージ写真(JOHANNES EISELE/AFP via Getty Images)
中国全土を震撼させた「上海小紅楼事件」

上海、官業癒着が生む「小紅楼」性奴隷事件 20年間で被害者1000人超

2019年には、中国・上海で「小紅楼事件」と呼ばれる官業癒着による性奴隷事件が告発により発覚した。今年の11月、事件が担当裁判官の失脚によってネット上で話題になった。

いわゆる「小紅楼(写真はWeiboより)」は、上海の中心部にある一見、老朽化した7階建ての「創富ビル」のこと。ビルは、商業繁華街の中心に位置し、上海楊浦区政府(区役所)からわずか150メートルのところにある。

ここで、本事件の主犯格である趙富強受刑者(47、執行猶予付きの死刑判決が確定)は、数十人の女性を監禁・虐待し、強制売春、卵子採取、代理出産、地元幹部との「権色交換(権力と性との取引)」などを行っていた。幹部との人脈やコネを利用し、複雑で広範囲なビジネス・商業ネットワークを構築した。一連の犯罪行為は20年間(2000~19年)に渡って行われ、1000人以上の被害者が巻き込まれた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国で急拡大したAI動画ビジネスに異変。制作費は下がったのに利益が出ない現実。参入急増で単価は下落、資金難も深刻化。現場からは「作るほど赤字」の声も
中国共産党による技術的権威主義の拡大を抑止する狙いから、米下院「対中国特別委員会」ジョン・ムーレナー委員長は21日、新たな半導体輸出規制法案を提出した。
看板は高級中華、中国・広州の「牡丹楼」、でも中はマクドナルド。半日で終了したのに妙に記憶に残る
反体制派の陳思明さんが語る「六四」追悼への弾圧。中国からカナダへ亡命した後、中共による国内外への抑圧の実態について暴露した。
英国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)のトップ、リチャード・ホーン氏は22日、国家が関与するサイバー攻撃が急増していることを念頭に、英国が「現代史上最も激しい未曾有の地政学的転換」に直面していると述べ、危機感を示した