中国台山原発 燃料棒70本以上破損 設計ミスか=仏放射能NGO
仏NGOはこのほど、内部告発者からの情報として、今年6月に放射性希ガスの漏洩が報じられた中国広東省の台山原子力発電所について、破損した燃料棒が70本超と当初の発表の5本をはるかに上回っていると明かした。原子炉圧力容器の設計ミスが原因である可能性が高いという。仏国営ラジオ放送局RFIが11月28日に報じた
台山原発は、中国広核集団(CGN)とフランス電力(EDF)が共同出資で建設した。EDFが30%の株式を保有し、世界初の欧州加圧水型炉(EPR)を導入した原子力発電所である。マカオから64kmの距離。
当時、CGNとEDFは、原子炉内の燃料棒の被覆材が破損したためだと説明し、破損した燃料棒は「数本」で許容範囲内であることを強調した。同原発は7月、1号機の稼働を停止した。
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