10年間行方不明だった愛犬との再会に涙
アメリカ・テキサス州に住むある男性は、10年前に飼っていた犬が行方不明になり、最近になって、動物保護センターから犬が発見されたという通知を受けました。 男性は、長い間行方不明だった愛犬にようやく再会できたことに感激し、涙をこぼしました。
サンアントニオ在住のCさんは、10年前にラブラドールのサムソンが行方不明になり、彼と彼の家族はショックを受けました。
家族で懸命になって探しましたが、サムソンは見つかりませんでした。 しかし、彼らはサムソンのことを、決して忘れることはありませんでした。
地元の動物保護施設である、サンアントニオ市のアニマルケアサービスの助けを借りて、Cさんはやっとサムソンと再会しました。
サムソンは、老犬となり醜くなっていましたが、Cさんはそんなサムソンを気にせずに家に連れて帰り、一緒に新しい生活を始めました。
Cさんとサムソンの再会の物語と写真は、サンアントニオ・アニマルケアサービスのFacebookのページでシェアされ、ネット上で注目を集めました。
(写真を見るにはここをクリックしてください)
動物保護センターによると、先月、サムソンと他に、6匹の捨てられた子犬を保護したそうです。 サムソンは、汚れてシラミだらけのひどい状態でした。 治療の前にマイクロチップの有無を調べたところ、マイクロチップがあり、Cさんが飼い主であることがわかりました。
Cさんは、サムソンが発見されて動物保護センターに運ばれたことを知り、衝撃を受けましたが、サムソンが自分のことを覚えているかどうかはわかりませんでした。
会った瞬間、Cさんは身をかがめて「サムソン、僕だよ。 僕のことを覚えているかい?」とささやきました。
この時、サムソンはゆっくりとCさんの方へ歩み寄り、手の匂いを嗅ぎました。「私たちの大事な時間が奪われてしまったね」と、Cさんは涙をこらえながら語りました。
動物保護センターによると、このように長い期間、行方不明になっていたサムソンに、何が起こっていたのかはわかりません。しかし、サムソンは、飼い主と再会できたことを喜んでいたそうです。
また、動物保護センターでは、ペットにマイクロチップを付けることの重要性と、それが地域の条例で義務付けられていることを強調しました。
(翻訳・井田千景)