2020年12月、ロシアから到着したロシア製新型コロナウイルスワクチンが、アルゼンチンのブエノス・アイレス空港に到着した(Photo by JUAN MABROMATA/AFP via Getty Images)
【米国思想リーダー】

創造を生む自由 意欲を奪う共産主義 2つは対義語=活動家アントネラ・マーティさんインタビュー(2/3)

ラテンアメリカで自由を推進する活動を続けるマーティさんは、権威主義の腐敗と不正に直面してきた。彼女によれば、「自由」という言葉は共産主義の対義語だという。自由な世界は開かれており、自発的な協力と信用、信頼が成り立つ。 他方、共産主義、社会主義、集団主義などでは、人と人との間に信頼関係がないと指摘する。

彼らは常に監視されているので、互いに恐れています。誰が政権の側にいるのか分からないからです。共産主義体制では異なる考えを持っていると、誰かが体制側にそのことを通報するかもしれません。

マーティさんによれば、アルゼンチン政府や、ラテンアメリカの多くの政府は、新型コロナを利用して大きな政府になることを正当化している。「安全な管理」を名目にして、個人を所有し、生活を支配し、何をするべきかを指示し、監視を推進している。

▶ 続きを読む
関連記事
中共当局による突然の公演中止にもかかわらず、浜崎あゆみは無観客の上海会場でフルステージを完遂。毅然とした姿勢が中国内外で称賛を集め、政治的圧力を上回る“完勝”を果たした
三年もの間、民の課役をゆるし倹約を貫いた仁徳帝。民の竈の煙に安らぎを見いだしたその御心は、豊かさの本質を問い直す今の日本にも静かに響いている
中国で利益を得られるのは「一時的」。技術を奪われ、市場は最終的に中国企業のものになる。西側企業は今ようやく、この現実に気づき始めた
浜崎あゆみの上海公演が中共の意向で急遽中止。しかし彼女は観客なしで本番同様のライブを完遂し、世界から称賛を集めた。中共は虚偽説明で一時しのぎのごまかしを図るも、浜崎の冷静な対応が評価を高めた
中国共産党軍は日本を恫喝するも、その実態は装備・組織面で脆弱。日中が衝突すれば、中国側の実力不足が露わとなり、宣伝とは逆に軍の限界が明確にされる状況にある​