米海軍、日本海でロシア軍艦と遭遇 双方の公式見解に相違点
15日、日本海を航行中の米海軍駆逐艦とロシア海軍の駆逐艦が60メートルの距離まで接近した。米ロ双方の見解には相違がある。ロシア側は領海を侵犯しようとした米駆逐艦を阻止したと主張しているが、米側はロシアの発表は「誤りだ」と否定した。ロシアは当時、中国共産党軍と合同海軍訓練を行っていた。
米海軍は同日発表した声明のなかで、ロシア駆逐艦と遭遇した駆逐艦「チェイフィー」は、「日本海の国際水域で日常業務を行っていた」と指摘した。そして、「チェイフィー」が艦載ヘリコプターを飛ばそうとしたとき、ロシアのウダロイ級駆逐艦が接近してきたと記した。
そのうえで、「チェイフィー」は国際法と国際慣習に従って業務を遂行してきたとし、今後も国際法に従って航海及び飛行する考えであると示した。
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