2009年11月11日、シルクロードの一つとして知られるバーミヤン旧市街を歩くアフガンの男性と女性。遺跡の一部はタリバンによって破壊された。(Photo by SHAH MARAI/AFP via Getty Images)

中国共産党の前で「いい子」を演じるタリバン

中国はかねてアフガニスタンに関心を寄せている。「鉱物資源へのアクセス、(中国の)同盟国であるパキスタンがインドによる包囲の回避、そして中国自身に対するイスラム過激派の脅威の削減」が狙いであるという。ケネス・カズマン氏などの研究者は2017年、米連邦議会調査局で発表した論文で指摘している。

映画監督のブレント・E・ハフマン(Brent E. Huffman)氏は、タリバンが政権を握った今、中国共産党はアフガニスタンの資源への自由なアクセスを目指しているとみている。ハフマン氏は、カブール近郊の銅山の上にある5000年前の仏教遺跡を題材にしたドキュメンタリー『メス・アイナクを救え(Saving Mes Aynak)』を監督し、広く評価されている。

中国国有資源大手・中国冶金科工集団(MCC)は、2007年に世界有数のメス・アイナク鉱山の採掘権を1000億ドルで購入した。この鉱山は、タリバンの拠点に近く、紀元3〜7世紀に栄えた仏教都市が含まれるロガール州にある。

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[ワシントン 17日 ロイター] - 国連アフガニスタン支援団(UNAMA)のデボラ・ライオンズ事務総長特別代表は17日、イスラム主義組織タリバンが実権を掌握した後のアフガニスタン情勢に関する調査結果を国連安全保障理事会で発表し、過激派組織「イスラム国」系の組織「イスラム国ホラサン州(ISKP)が拡大しており、全土34件のほとんどに存在が確認されると説明した。 特使は、「ISKPは一時は首都と一部