イメージ写真(iwasaki_2020 / PIXTA)

アヒルが死んだふりをして子犬を騙す、驚きのパフォーマンスを披露

子犬の前で死んだふりをしているアヒルが、見事に子犬を騙す様子を撮影した短い動画がインターネット上で話題になった。 子犬が去ると、アヒルは慌てて逃げ出す様子まで撮られている。 「アヒルの演技力はアカデミー賞を受賞できるほどだ」と揶揄するネットユーザーさえもいた。

この15秒の映像は、最近Reddit(ウェブサイト)で「And the Academy Award goes to: Duck」というタイトルで話題になった。 このサイト自体は、遅くとも2018年にはインターネット上で公開されていた。

動画はこちら

映像には、白いラブラドールが芝生の上に立ち、その前にアヒルが横たわっていて、動かずに死んでいるように見える。

犬はしばらく待っていたが、アヒルは微動だにしない。 子犬は飽きてしまいその場を離れた。するとアヒルはその隙に飛び上がり、猛スピードで安全な場所に逃げていった。

この動画には多くのネットユーザーからコメントが寄せられた。

「笑ってしまう、これは普通のカモが行う戦略なのか? それとも、変なアヒルだったのか?」「このアヒルはアカデミー賞を受賞すべきだった」とのネットユーザーの反応は様々だ。

また、「ごく一般的な現象である。アヒルは捕食者から逃げるために、翼が折れたふりをして怪我をしたように羽ばたき、安全な距離になるとすぐに飛び去ってしまうほど賢いのだ」という見解を述べる人もいた。

2013年にナショナルジオグラフィックが発表した記事では、アヒルが死んだふりをすることが確認されている。

「アヒルの中には、死を目前にすると死んだふりをする種もある」と記事には書かれている。 これを「擬死」(tonic immobility)という。 科学者たちは、これが防衛メカニズムであると考えている。 しかし、残念ながら、あまり良い防衛手段ではないかもしれない。なぜなら、死んだフリは、結果的に食べられる確率が高いからだ。

また、「魚や蛇などの他の動物も、危険が迫ると死んだフリをすることがある」と記事に追記されている。

(翻訳者 田中広輝)

関連記事
寒い季節こそ、ゆったり過ごし心身を整えるチャンス。睡眠や食事、メンタルケアで冬を快適に楽しむ方法をご紹介します。
50年以上前から次世代の食料として研究されてきたオキアミ(プランクトン)。クジラなどの海洋性生物にとっては生存のための原初的な存在だ。そのオキアミからとれるオメガ3が注目されている。本文にあるようにオメガ3は人の健康にとっても有益なものだ。クリルオイルは、オメガ3と抗酸化成分が豊富で人気のある健康補助食品。フィッシュオイルに比べてコストが高い点が難点だが……
仏に対抗しようとした調達が、暗殺未遂や陰謀を重ねた末、地獄に堕ちるまでの報いの物語。
「犬に散歩される」気の毒な飼い主たち、笑っちゃってゴメンの面白動画→
過度な運動や減量で陥りやすい「低エネルギー可用性」。エネルギー不足が体に与える影響とその対策について、専門家のアドバイスを交え解説します。