パキスタン・グワーダル港(AMELIE HERENSTEIN/AFP via Getty Images)

パキスタン「一帯一路」の港で中国人狙う自爆テロ、2人死亡 武装勢力、今後も攻撃継続を示唆

パキスタン地方政府によると、同国南西部グワダルで20日、中国人を乗せた車両を狙った自爆テロが発生した。この事件で現地の子供2人が死亡、少なくとも1人の中国人を含む3人が負傷した。バロチスタンの武装勢力が犯行声明を発表しているが、関係は定かではない。この勢力は、今後もパキスタン国内の中国人および関係するプロジェクトに対する攻撃を続けることを予告している。

発表によると、自爆テロは午後7時頃、グワダル港の道路近くの建設現場で発生した。グワダルは南西部のバロチスタン州にあり、分離独立派の武装勢力が長期にわたって反乱を続けている。

バロチスタン州政府報道官のLiaquat Shahwani氏は、自爆テロの現場近くで遊んでいた地元に住む「2人の子供が死亡し、民間人3人が負傷した」と述べた。中国人を乗せた車両は、軍と警察に護衛されていた。当局によれば、負傷した中国人は、近くのグワダル病院に搬送された。容体は安定しているという。

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チョゴリザ山(Chogolisa)は中国とパキスタンの国境線です。海抜8611メートルあり、「K2」とも呼ばれ、世界で2番目に高い山です。山頂はピラミッドの形をしており、平均の斜度は45度と、非常に険しいです。
パキスタン南西部バルチスタン州に位置する港湾都市グワダルではこのほど、市民が中国当局の巨大経済圏構想「一帯一路」に抗議するためデモ活動を行ったことが報じられた。中国外務省の趙立堅氏は「フェイクニュースだ」と反論。
2017年、国境検問所で発生した激しい衝突により13人が死亡、80人が負傷する事態となった。この出来事により、現在は追放されたアフガニスタン政府とパキスタン政府との間で深刻な対立が起きた。
それ以来アフガニスタン政府は、この境界線が歴史的な伝統に反しており、法的にも違法であるため抗議を続けてきた