2021年7月24日フランス・マルセイユ。ワクチン接種の義務化や衛生パスポートに抗議するデモの様子
2021年7月24日フランス・マルセイユ。ワクチン接種の義務化や衛生パスポートに抗議するデモの様子

ロックダウン、ワクチンパスポートに反対 欧州各地でデモ

7月24日、ヨーロッパ各地でロックダウンやワクチンパスポートに反対するデモが行われた。

映像やニュース報道によると、デモが行われたのはロンドン、ダブリン、パリ、ローマ、アテネなどで、参加者は数千人から10万人超えと各地の規模はさまざま。

最も緊迫したのはパリ中心部で、機動隊が催涙ガスを発射するなど衝突が発生した。ロイター通信の報道によると、フランスの内務省は、24日のデモ参加者は約16万人で、前週の11万4千人から大幅に増加したと発表した。

 

フランスではワクチンパスポートや医療従事者へのワクチン接種の義務化が議会で審議されている。パスポート制度は、レストランなどの公共の場に入る際に、ワクチン接種証明書または検査の陰性結果の提示を義務付けるものだ。

デモに参加したエンジニアのAyoub Bouglia氏はAP通信に対し、「フランス国民が決断するまで少し待つ必要がある」と述べ、「フランスの一部の人々にとって、これは不本意なこと。恐喝や脅迫は通用しないと思う」と語った。

2021年7月24日フランス・パリ。新型コロナに関する規制に抗議するデモ参加者たち(Benoit Tessier /Reuters)

ネットに公開された動画や写真によると、7月24日には数千人のデモ参加者がローマ、ナポリ、ヴェローナ、ミラノに集まった。ロンドンでもワクチンパスポートやロックダウンに反対する大規模なデモが行われた。

ドイチェ・ヴェレの報道によると、アテネ中心部にあるギリシャ議会に約4千人が集まり、ワクチン接種の義務化に抗議した。ギリシャ当局は一部のデモ参加者に催涙ガスを使用したという。

 

(翻訳編集・郭丹丹)

 

関連記事
外務省は2日、大きな被害が出たミャンマー中部を震源とする大地震で、600万ドル(約9億円)規模の緊急無償資金協力を供与する方針を発表した。
米国防総省は、中共による台湾侵攻を阻止し、米国本土防衛を強化するため、戦略を見直ている。インド太平洋地域の同盟国と連携して中共を抑止し、台湾海峡の平和維持に向けて軍事力強化が進められている。
神韻芸術団はNY市リンカーンセンターでの公演で大成功を収め、初週の6公演のチケットはすべて完売。また最近では、州議会議員リベッカ・カセイ氏が州議会を代表して神韻に表彰状を贈呈した
アメリカ合衆国は3月31日、北京と香港の6人の官僚に対して、中国が支配する都市での人権侵害とアメリカ国内での国際的抑圧の試みに対する制裁を発表した。この制裁は、議会に提出された年次国務省報告書の発表と同時に行われた。
トランプ米大統領が相互関税政策を発表するを控え、イスラエルのネタニヤフ首相、スモトリッチ財務相、バルカト経産相は1日、共同声明を発表し、アメリカ製品への関税を全面的に撤廃すると表明。