中国当局の役人らは法輪功学習者に対して沸騰したお湯をかけて拷問を行っている。イメージ写真(明慧網)

四川省の収容施設、法輪功学習者に熱湯かけて拷問

米拠点の法輪功情報サイト「明慧網」によると、中国四川省三台県の法輪功学習者、陳明さんは2019年、地元当局に拘束されている間、熱湯を頭からかけられる拷問を2回受けた。

「明慧網」23日付によれば、陳明さんは19年9月、同省楽山市にある嘉州監獄(刑務所)第9監区に拘禁されていた。

ある日の午後、第9監区の責任者は、法輪功をやめようとしない陳明さんに拷問を行うよう、部下らに指示した。部下らは、陳明さんに対して、今後法輪功の修煉をしないと誓約書を書くよう迫った。従わなければ「殴るぞ」と圧力をかけた。しかし、陳さんは拒んだ。

その後、部下らは沸騰したお湯を陳明さんの頭からぶっかけた。この瞬間、陳さんは無数の針に刺されたような猛烈な痛みを感じたという。それでも陳さんは、法輪功の修煉をやめようとしなかった。

翌日の午前中、彼らは再び熱湯を陳さんに2回もかけた。陳明さんは最後まで屈服しなかった。

嘉州監獄には200人以上の法輪学習者が不当に拘禁されている。また、収監されている刑事犯罪の受刑者は3500人余りで、刑務官や警官は約500人いる。

明慧網によると、同刑務所は、修煉をやめない法輪功学習者に対して、十数種類の拷問方法を用いている。熱湯をかけるほか、催涙スプレーの噴射、高圧電気棒による感電、炎天下での体罰、強制労働、大音量で長時間聞かせるなどの拷問が行われている。

陳明さんの現在の状況はわかっていないという。

(翻訳編集・張哲)

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