2021年5月8日、COVAXプログラムでマダガスカルの首都アンタナナリボにあるイバト国際空港にワクチンが到着した(MAMYRAEL/AFP via Getty Images)

中国、COVAXにワクチンを販売 米当局者に衝撃「発生源は中国なのに」

途上国へのワクチン普及を目指してCOVAX(コバックス)を主導する国際組織「Gaviワクチンアライアンス」が12日、中国の製薬大手2社からワクチンを購入する契約を結んだと発表した。

ワクチン計5億5000万回分が、中国医薬集団(シノファーム)と科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)の2社から、来年前半までにワクチンを共同調達する国際的な枠組み「COVAXファシリティー」を通し、供給される見通しとなった。

それを受け、米国際開発庁(USAID)のサマンサ・パワー(Samantha Power)長官は14日、中国がCOVAXに寄付や資金援助ではなく、ワクチンを売って利益を得ることを選択するとは、衝撃的だとした。

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