7月13日、バイデン米大統領は15日にホワイトハウスでメルケル独首相と会談する。副大統領だった2013年当時、訪問先のベルリンで撮影(2021年 ロイター/Tobias Schwarz)

米独首脳が15日会談、パイプラインや対中政策巡る相違解消は困難か

[ベルリン 13日 ロイター] – バイデン米大統領は15日にホワイトハウスでメルケル独首相と会談する。ロシア産天然ガスをドイツに送るパイプラインや米国の対中強硬姿勢といった意見の相違が大きい分野で画期的な進展は見込めないと専門家は指摘する。

両国関係はトランプ前政権下で悪化しており、双方とも改善を望む立場を表明している。しかし、隔たりが大きい分野では歩み寄りは期待できない。

メルケル首相はロシアとの間を結ぶガスパイプライン「ノルドストリーム2」に関し、米国や東欧諸国の反対をはねのけてきた。米国などは同パイプラインによってロシアがウクライナからガス通過料収入を奪い、親ロシア派武装勢力の対応に苦慮するウクライナ政府を弱体化させる可能性を懸念している。ノルドストリーム2は完成が近い。

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