大紀元エポックタイムズ・ジャパン

【歌の手帳】めぐり逢ひて

めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に雲隠れにし夜半(よは)の月影(新古今)

歌意「七月(ふづき)十日のころ。久しぶりに、幼馴染みに会うことができた。それにしても、さっき目にしたのは、懐かしいあの人だったのかしら。はっきり見分けもつかぬうちに、帰ってしまったわ。夜半の月が雲に隠れるようにして」。

紫式部(970~1016頃か)の作。「さては紫式部。昔懐かしい殿方と再会か」と思ったら、会ったのは「女友だち」でした。もう少し長く話したかったけど、彼女は「夫が待っているので」と言って、早々と帰ってしまったようです。

▶ 続きを読む
関連記事
抗生物質だけでなく、身近な薬も腸内細菌に影響する可能性がある――。中医学では胃腸を「土」にたとえ、体を育てる基盤と考えてきました。腸の乱れを別の角度から見直すヒントです。
むずむず脚症候群はパーキンソン病リスクと関連する一方、治療薬が発症を抑える可能性も示されました。最新研究が明かす両疾患の意外な関係と、正確な診断の重要性を解説します。
冬になると腰や膝が冷え、関節が動かしにくくなる――。中医学では、こうした不調は体の内側の冷えと関係すると考えられています。かぼちゃと小豆の「いとこ煮」は、巡りを整える養生食として親しまれてきました。
透析患者の命を脅かす心筋梗塞リスクを、魚油が大きく下げる可能性が示されました。大規模臨床試験が明らかにしたオメガ3の効果と注意点を解説する注目の研究報告です。
抜け毛や白髪は年齢だけの問題ではないかもしれません。中医学では、髪の状態は「腎のエネルギー」と深く関係すると考えられています。下半身の簡単なストレッチが、髪の健康を支えるヒントになる可能性も。