中国雲南省南西部の峨山イ族自治県で撮影した野生のアジアゾウの群れ=2021年5月28日 (Hu Chao/Xinhua via AP)

中国、放浪続くゾウの群れ 豪専門家「イメージ向上のために利用されている」

中国雲南省では昨年春以降、アジアゾウの群れが省内各地で移動を続けている。中国メディアはほぼ毎日、群れの動向を生放送で報道している。オーストラリアの専門家は、中国当局はアジアゾウの報道を通して、イメージ向上を図っているとの見方を示した。

昨年春、中国とミャンマーの国境に近い同省のシーサンパンナ・タイ族自治州の自然保護区に生息していたアジアゾウ17頭は、北上を始めた。プーアル茶生産地である普洱(プーアル)市墨江県から玉渓市元江県までの間で、そのうちの2頭がプーアル市へ引き返した。残り15頭は引き続き北上し、6月に保護区から約500キロ離れた省都の昆明市に到着した。その後、群れは玉渓市に折り返した。

過去数カ月、中国メディアがゾウの群れを追跡し報道したことで、SNS上でも15頭のゾウへの関心は高まっている。

▶ 続きを読む
関連記事
「行政はみんな知っていた」。中国でまた「現代の奴隷」のような実態が発覚。身元不明の障害者は、廃品回収場で長年働き、トラックの荷台で暮らしていた
中国で「バス離れ」が加速。利用者は激減で、各地で運休が相次ぐ。今では人も荷物も運ぶ
中共の官製メディアが毛沢東時代の「三大改造」を相次いで称賛。専門家は、経済低迷に直面する中共が新たな「公私合営」を画策し、民営企業への強権的な締め付けや資産収奪、さらには台湾有事を見据えた戦争準備のシグナルを発していると警告
17年間教壇に立つ中国の高校教師が「子供たちの目から光が消えた」と涙で訴えた
中国で6歳で視力を失った少年が障害者向け大学入試で全国1位に。13年後に実らせた努力が、多くの人に希望を届けている