消火活動に当たっている中国の消防車。参考写真(China Photos/Getty Images)

中国河南省の寄宿学校で火事、18人死亡 

中国中部の河南省商丘市柘城県にある武術養成学校で25日早朝、火災発生、18人が死亡した。中国メディアによると、出火原因は不明だという。

事故直後、地元政府は18人死亡し、16人が重軽傷を負ったと発表したが、その1時間後に負傷者の人数を6人に修正した。

同養成学校は寄宿制で、受講生は7~16歳で、当時オーナー夫婦を含む34人が校内で就寝中だったという。インターネット上の情報によると、学校の電力設備は老化が進み、また、非常用通路は日頃から塞がれていたという。

負傷者人数の修正は同省トップの楼陽生・党委書記が現場に出向いた後に行われた。一部のネットユーザーは改ざんの恐れがあると指摘した。

中国では現在、7月1日の共産党結党100周年の記念日を控えており、各地政府は事故防止の徹底を求められている。

湖北省十堰市の市場で13日、25人が死亡したガス爆発事故が起きたばかりだ。

(翻訳編集・李沐恩)

 

関連記事
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]