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【歌の手帳】枝は折るとも

よそに見て帰らむ人に藤の花這いまつはれよ枝は折るとも(古今集)

歌意「私の邸の近くまで来ながら、庭先の藤の花を遠くから見るだけで、そのまま帰る人がいる。藤の木よ、その蔓(つる)を這(は)い伸ばして、からみつき、あの人を引き留めておくれ。たとえ藤の枝が折れてしまおうとも」。

平安時代前期の歌人、凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)の作。

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