インド南部ケララ州の村で病死したゾウの調教師の葬儀に、弔問のため会いに来たのは、故人の「親友」のゾウでした。(写真は本文とは関係ありません)(Pixabay)(Pixabay)

「万物に魂がある」 死んだ恩人の弔問に現れた老ゾウ

アジアゾウといえば、中国雲南省の森林にいたゾウの群れ10数頭が先日、なぜか省都・昆明の市街地まで「遠征」してきて大騒ぎとなり、人々の驚きを買いましたが、こちらの話題は、悲しみの中にもしみじみとした情愛を感じさせるお話です。

インド南部のケララ州にある村で6月3日、ゾウの調教師をしていたナールという男性がガンで死亡しました。ナールは、人生の全てをゾウとともに過ごし、村の誰からも尊敬されるゾウ使いの名人だったのです。ナールが、生涯をかけてゾウの調教をした歳月は60年にも及びます。

そんな人徳者であったナールの葬儀は、村を挙げての盛大なものになりました。悲しむ遺族の泣き声が響くなか、25キロの道を歩いて葬儀に駆け付けたのは、なんと年老いた1頭の雄ゾウでした。

▶ 続きを読む
関連記事
スージー・ワイルズ米首席補佐官は乳がんを患っていた時期を振り返った。がんと懸命に闘う一方、負担の大きい首席補佐官の職務を担い続け、トランプ政権2期目の中でチームを率いながら最終的に回復したワイルズ補佐官の気づきとは
外反母趾は見た目だけの問題ではなく、足全体の使い方にも関わります。早い段階なら、足指やアーチを整える運動が、痛みや負担を和らげる助けになるかもしれません。
恐怖は心だけでなく、体にも影響を残すことがあります。頻尿、不眠、動悸と腎の関係を中医学の視点で解説します
「もう年だから」「今さら遅い」。そう思っていませんか?向上心は年齢に関係なく、誰もが持てるものです。日常の中で実践できる7つの方法で、もう一度「なりたい自分」を目指しましょう
一枚の桑の葉が蚕の体内で絹糸へと変わり、礼制や衣冠文化を支え、五千年の中華文明を紡ぎ出していく。小さな生命の神秘と悠久の歴史の源流、そして万物に宿る秩序と思索を描いた文明論エッセイ