(Uriel Sinai/Getty Images)
≪医山夜話≫(14)

修煉を始め、タバコをやめたカジノのディーラー

ある冬の日の明け方、まだ空が真っ暗な中で、冷たい風に吹かれながら、一人の男性が右手にテープ・レコーダーと座禅用の座布団、左手に法輪功の資料を持って煉功する場所に向かっています。彼は法輪功の修煉を始めてから、春夏秋冬、天候の良し悪しに関わらず、毎日欠かさず煉功してきました。しかし、彼はわずか1年半前まで一日3箱のタバコを吸い、カジノで生死をさまようような人生を送っていたと、誰が想像できるでしょうか。

 彼がはじめて私の診療所を訪れた時、全身から強烈なタバコの臭いがしていたため、待合室にいた患者は皆彼の側から逃げるように座席を移動しました。当時の彼は呼吸が荒く、喘ぐように息をしていました。彼はタバコを止めるために私の診療所を訪れたのです。

 彼は、次のように訴えました。「1年前、私は前立腺ガンに罹りました。タバコをやめないと間もなく肺癌になると医者に言われました。私は様々な方法を試しましたが、なかなかタバコをやめられません。私の仕事はカジノでトランプのカードを配るディーラーです。数十年間、私は毎日タバコの煙の中で過ごしてきました。自分が吸わなくても受動的にタバコの煙を吸っていたのです」

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