【医学古今】
低体温と脾腎陽虚
最近、低体温の人が年齢を問わず増えています。通常の適正体温は36.5度くらいで、平熱が36度以下になると体内の酵素の働きが低下し、新陳代謝が悪くなり、免疫力も低下します。低体温になると病気に罹りやすくなり、さまざまな辛い症状を招いてしまうことが予測できるのです。
低体温の患者さんに現れる症状は、倦怠感、身体の重さ、朝の目覚めの悪さ、昼間に眠くなる、四肢末端の冷え、腹痛、下痢、頻尿、肩こり、頭痛、腰痛、生理不順など、実にさまざまなものがあります。
低体温になる原因は、現代医学の面からは環境要因や飲食習慣、運動不足、ストレスなどが指摘されています。しかし同じ条件下で生活していても、みなが同じように低体温になるわけではありません。つまり低体温になるのは上記の要因以外に、もう一つ重要な要素、つまり基礎体質を考えなければなりません。漢方医学の面から見た低体温になりやすい基礎体質は、「脾腎陽虚」です。
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。