(My aim is true/Creative Commons)
≪医山夜話≫ (51)

子どもの下痢

フェルナンド医師は患者さんたちから尊敬されているホームドクターで、私と同じ診療所に勤めています。私たちはよく漢方医学と西洋医学の異なる治療法を互いに検討しながら、おのおのの持つ良い点を取り入れて欠点を補い合っています。

 ある日、彼が心配そうな顔をしていました。「どうしたのですか」と聞くと、彼は苦笑いをして私に話してくれました。「自分の子供が連日下痢をしたので、注射したり薬を飲ませたり、私が知っているすべての治療法を駆使したのですが、効果がありません。子供はとても辛そうでした。今朝、怒った妻は子供を抱いて『ママと一緒に本当のお医者様を探しに行きましょうね!』と僕に聞こえよがしに言いました」

 奥さんの言葉を聞いて、彼はとてもショックを受けたようでした。みんなに敬愛されている彼が「本当の医者」でなかったとしたらどんな医者が「本当の医者」なのでしょうか? しかし、自分の子供の些細な病も治せないのですから、奥さんが腹を立てたとしても仕方ありません。

▶ 続きを読む
関連記事
肩の痛みは「安静」だけでは回復しません。簡単な可動域テストで状態を確認し、急性期を過ぎたら軽い運動で自然な回復を促すことが、五十肩の予防につながります。
真冬は肺が乾き、腎が冷えやすい季節。脾を養い、気の上下を整える食事が大切です。ターメリックと魚介を使ったパエリアで、体の内側から冬の乱れを調えます。
毎日触れるスマホ、実は細菌だらけかもしれません。便座以上とも言われる汚れを、端末を傷めず安全に落とす方法を専門家が解説。間違いがちなNG清掃にも注意喚起します。
ドアノブで「パチッ」となる人は要注意。静電気は乾燥だけでなく、体の内側の不調サインかもしれません。水分補給や服選びなど、今日からできる改善法をわかりやすく解説します。
夜更かしは肌荒れや記憶力低下だけでなく、免疫や代謝にも影響する。中医学がすすめる4つの回復習慣を取り入れ、体への負担を最小限に抑える方法を紹介。