≪医山夜話≫ (18)
薬物依存から抜け出した少女
人間は意志が強くなければ、何かに依存しやすいものです。最初はよいものだと思い、少なくとも悪いものだとは思っていなかったのですが、いったん引っかかると、やめようとしてもやめられなくなります。時には、そのために命まで奪われることもあります。このような最悪の結果は、事前に予測することができません。
鎮痛薬を頻繁に服用し、とても危ない目に遭った患者の事例を紹介しましょう。
テーラーは数年前に腰を捻り、痛み止めのアスピリンを飲み始めました。最初の規定量は1時間に1~2錠だったのですが、徐々に1時間に10錠とどんどん量を増やしていきました。その後、腰痛は足にまで影響し、片足に痛みや痺れ、坐骨神経痛も現れました。彼女が飲む鎮痛剤もランクアップし、薬局で誰もが買えるような普通の鎮痛剤は効かなくなりました。
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