【医学古今】

肘関節痛の鍼灸治療

損傷性、変形性、炎症性など、急性、慢性の関節痛は、いずれも鍼灸治療で改善効果が得られます。時に、驚くほど早く効果が得られる場合もあります。

 先日、2年前から左肘関節に痛みのある患者さんを治療して、とても良い効果が得られました。この患者さんは2年前に左肘関節痛を発症し、整形外科で検査を受けましたが、特に異常は見られませんでした。局部に注射すると、痛みは暫く治まりますが、すぐにもとに戻ってしまいます。とる姿勢によって痛みを感じ、重い物を持つと特に強い痛みを感じていました。外観上は問題が見られませんが、局部に圧痛を感じていたのです。

 この症状に対し、左肘の周囲の曲池(きょくち)、尺沢(しゃくたく)、手三里、肘髎(ちゅうりょう)などのツボと、それ以外にも、左手指付け根の辺りの後谿(ごけい)、三間(さんかん)などのツボを使って、鍼と灸を併せて治療を施しました。

▶ 続きを読む
関連記事
ケールの栄養、効能、食べ方、保存法までまとめた完全ガイド。苦みを抑え、吸収を高める調理のコツも紹介します
寝返りを打っただけで、突然ぐるぐるめまいがすることがあります。原因は、耳の中の小さな「石」かもしれません。
肉や卵だけを食べるカーニボア食は、危険な流行か、治療の道具か。腸、栄養、心臓への影響を科学的に考えます
1200年の歴史を誇る京都の「西陣織」をはじめ、存亡の危機に瀕する日本の伝統工芸の過酷な現実と課題を浮き彫りにした一編。市場原理と文化継承の葛藤を描きつつ、手仕事の価値を後世へ残すための責任と希望を問いかける
今日、歯が痛くても抗生物質があり、暑くてもエアコンがある。当たり前すぎて気づかない現代の恩恵を、先祖の目線から見つめ直してみると、日常への感謝が自然と湧いてきます