【医学古今】

肘関節痛の鍼灸治療

損傷性、変形性、炎症性など、急性、慢性の関節痛は、いずれも鍼灸治療で改善効果が得られます。時に、驚くほど早く効果が得られる場合もあります。

 先日、2年前から左肘関節に痛みのある患者さんを治療して、とても良い効果が得られました。この患者さんは2年前に左肘関節痛を発症し、整形外科で検査を受けましたが、特に異常は見られませんでした。局部に注射すると、痛みは暫く治まりますが、すぐにもとに戻ってしまいます。とる姿勢によって痛みを感じ、重い物を持つと特に強い痛みを感じていました。外観上は問題が見られませんが、局部に圧痛を感じていたのです。

 この症状に対し、左肘の周囲の曲池(きょくち)、尺沢(しゃくたく)、手三里、肘髎(ちゅうりょう)などのツボと、それ以外にも、左手指付け根の辺りの後谿(ごけい)、三間(さんかん)などのツボを使って、鍼と灸を併せて治療を施しました。

▶ 続きを読む
関連記事
紀元前6世紀のアテナイで、深刻な貧富の格差から生じた負債奴隷の危機を救った伝説の政治家ソロン。独裁を拒み、富裕層と貧困層の「共通の盾」として中庸を貫いた彼の法改革と、正義を重んじた生涯を解説
魚に含まれるオメガ3脂肪酸やコリンは、子どもの脳や行動の発達に関わる可能性があります。研究結果と注意点、食べやすくする工夫をあわせて紹介します。
その不調、実はストレスではなく神経のサインかも?闘争・逃走モードにとらわれた体が発する9つの兆候と、気づくためのヒントをやさしく解説します。
子どもに本物の芸術体験を――その第一歩は家庭から。日常の中で無理なく文化に触れられる8つのアイデアを通して、感性と好奇心を育てるヒントを紹介します。
ふとした笑いやユーモアが、気持ちを軽くし、人とのつながりを保つ助けになることがあります。ただし、その使い方には少し注意も必要なようです。