【医学古今】 関元穴に灸療の効果

関元穴(かんげんけつ)は腹部の中心線上、へそから恥骨までの連線を5等分にして、恥骨から5分の2のところにあります。このツボは虚弱体質の人の冷え症、脳卒中、不眠、腹部の冷えによる腹痛や膨張感、慢性の咳、喀血、便尿の失禁、慢性下痢、便秘、頻尿、遺尿、遺精、インポテンツ、淋病、閉経、不妊、血尿、血便、排尿障害などの様々な症状に使えます。

 このツボの効果を発揮するためには鍼の刺激より灸の方が良いでしょう。また、お灸を多く据えるほど効果が得られます。古典の記録では、数百荘から数千荘までお灸する例もあります。1荘とは米粒ぐらいのモグサで1回施灸することです。

 私は古人の経験を参考にして、数人の虚弱体質の患者さんの関元に9荘前後のお灸を据えました。とても良い反応が得られました。

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